NO.1 新刊は2週間が命
ビジネス書、自己啓発書、女性エッセイ、健康書、美容書、ダイエット、子育て、精神世界、占い、皆さんが書きたいジャンルはこんなところでしょ。
そこは、ライバルがしのぎを削る世界。読者の目に止まる平積み、面陳はほんのわずか。全体の2割というところか。
ちょっと売れている著者だって、既刊本は、目立たない棚差しが当たり前。だから、なかなか重版が続かないのだ。
新刊しか平積みにならない世界(出版社の営業力で変わる世界、編集者が立ち入ることが本当に難しい世界)。
それも、売れなければ、3日で棚差し、1週間で店頭から消え、返品なんてざら!!!
下手をすると、そのまま消えて絶版に!!!(その前に、書棚に並ばないなんてこともある(笑、いや笑えない))
新刊は、1週間から2週間、そして、もって1カ月の命。
ここで実売(重版が可能な数字、書籍ごとに一定の実売部数が設定される)が取れないと、営業は、「売れない本」というレッテルを無慈悲に貼る。
そして、極端に営業に消極的になる。これが現実。
編集者が「何とかしてくれ~!!!」と頼み込んでも、無反応になる。これが、編集者が営業を「敵!」とみなす瞬間なのだ。
そして、以下のことを無表情で求められる(そんなことわかっているし、ずっとやっている!!! 発売前から、編集者として)。
発売後、SNSで口コミをしてくれたり、書評で取り上げられたり、マスコミで紹介されたり、何かの形であなたの本が露出しない限り、何カ月もかけて執筆し、編集してきた血と汗の結晶も、自分の愛する子どもも、あっという間に日の目を見なくなるのである!!!
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